ちょっとだけ話題の希少糖って?なぜ希少で、何に効くのか。
2016/03/22
少し前からちょっと話題の希少糖
最近「希少糖入り」とか「希少糖使用」とかって記載のある商品を見かけるようになりました。あ、今私が飲んでいたフルーツのジュースにも。
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でも希少糖が希少糖たる所以ってなんなんだと考えたらよくわかりませんでした。本当に価値がある糖なのでしょうか。そして普通の砂糖とはどう違ってイイわけ?
今回はそのことについて調べてみましょう。
希少糖の研究を進める香川大学。
自然界における含有量がごくわずかな糖だから、希少糖らしい。希少だから希少糖…。そのまんまですね。
それを研究しているのが香川大学の希少糖研究センターです。こちらでは、希少糖にはどういった効能があるのか、いかに大量生産をできるようにするかをテーマに研究してきたのです。
そして、この希少糖を効率よく生産する酵素を発見したのが、同大学農学部名誉教授「何森健」さん。彼はこの酵素を使い「イズモリング」と呼ばれるシステムを確立させたのだそうです。
ちなみに、希少糖は自然界にはとても少ないのですが、種類自体は多くあるそうです。製品として主に出回る希少糖は「D-プシコース」という名前。むむむ、難しい名前だな。
希少糖の効能
・食後血糖値上昇抑制作用
・抗酸化食後血糖値上昇抑制作用
・脂肪蓄積抑制作用
・動脈硬化予防作用
などなど、メタボやダイエット、糖尿病対策に効き目があるという報告がなされています。
しかもほぼカロリーゼロ。甘味は砂糖の7割ほどらしいですね。
砂糖なのに、摂取してこんなに多くの効能が…。まさに、砂糖界期待のホープといったところでしょうか。
とはいえ、まだまだ希少
大量生産が可能になったとはいえ、まだまだその量には限界があり、価格も高めです。これから研究がさらに進めば価格も下がり、含有量も増えるかもしれませんが。
そして、全国への流通もまだまだ少なく、取り扱っている店舗も少ないです。今はまだブレイク直前といったところでしょうか。※もちろんネット通販とかでは簡単に手に入りますけどね。
ちなみに、研究の中心である香川県のある中国地方では、地元企業での製品の考案がジワジワと進んでいます。※中国地方在住の私が飲んでいるジュースの製造元も、中国地方の企業さんでした。
製品の表記を見てみても、「希少糖が○○%含まれています」といった表記が目立ち、そう多くは使うことができないみたいですね。たくさん入ったら入ったで価格上がっちゃうかもしれませんしね。
今はまだブレイク直前の希少糖。私の個人的意見としては、地方でひっそり流行るくらいが「本物感」といいますか「希少感」があるような気もします(笑)
しかし、良いものならば、できるだけ多くの方で共有したいというのも正直なところ。これからの研究の進歩が待たれます。