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【夢・自由】「こうであるべき論」が現代の若者を苦しめる。with日本という国について。

      2017/06/09

壁に寄りかかる若者

豊かさと夢・自由ついて考えてみる

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日本は経済的にも文化的にも非常に発達した先進国と言われる部類の国です。

大量の物が溢れ、日常生活で「○○がないから生活できない」なんてことはありません。もちろん、お金の有無は人それぞれで違いますが、発展途上国と呼ばれる他の国よりは、お金を稼ぐ手段がちゃんとあり、生活の水準は高い方です。

しかし、果たして「豊かさ」とは何なのでしょうか?日本の若者の夢・自由とは何なのでしょうか?今の日本のようにたくさんの物で溢れている社会のことを言うのでしょうか?

今回は豊かさと、夢・目標を追う若者と、それを取り巻く日本のことについて20代の若者が考えます。

 

豊かさって「選択肢」があること、多いことなんじゃないか?

まず私の結論として、「豊かさ=選択肢があること、多いこと」だと思っています。

自分がどう生きるか、どう働くか、どう余暇を過ごすか。この選択肢が多いかどうかで私にとっての豊かさは増減します。

 

色々な意味で安定した日本だけど…

花と空

日常生活の中で日本ほど治安的に安定し、身近に命の危険を感じない国は珍しいと思います。確かに災害は多いかもしれませんが、その他の人為的な事件、劣悪な環境により人命が危ぶまれることは少ないです。

経済的にも発展しているため、人々は様々な物を消費し、好きに余暇を過ごすことができます。余暇には映画鑑賞、テーマパーク、ショッピングなど数え切れないものがあります。

ただ、日本はある意識のせいで損をしている面も多いのではないかと私は思います。

 

日本人にはびこる意識、「こうであるべき論」。

女性二人で冬の海

日本人には「こうであるべき」論がはびこっていると私は考えます。

学校では先生の言うとおりにすべき。大学に入ったらきちんと授業を受けるべき。大学卒業後は会社に就職すべき…などなど、私達は小さな頃から「集団から逸脱しないため」に「○○すべき・○○であるべき」といった意識を植え付けられて育ちました。

 

現代の若者を苦しめる「こうであるべき論」。

部屋でぼっちの男性

現代の若者に「こうであるべき」というある種の固定観念を強く訴えるのは、若者よりもその上の世代の大人、つまりその親世代やそのまた親世代です。

特に現代の若者を苦しめるのは会社に入って働くべき」という論ではないでしょうか?

確かに生きていくにはお金が必要です。食べるにも家に住むにも、遊びに行くにも、大抵のことはお金が無いと叶いません。

でも、会社に入ることが人生の全てではないはずです。

「本当はこんな風な仕事をやってみたい」、「貧乏生活でもいいから世界を放浪してみたい」、「フリーランスで好きな仕事をしてみたい」。そんな願いを密かに持っている若者は多いはずです。私もそのくちです。

しかし、多くの親世代は「会社に入るべき」、「会社に入らないと生活できない」と言います。

広く世界に開かれ、文化的にも社会的にもたくさんの手段がとれるはずのこの日本で、「こうであるべき論」が若者たちを理想と現実の間で苦しめます。

 

もっと周りを見てみてほしい

今、「こんな生き方をしてみたい」、「もっと夢を追いかけたい」と思っている若い方大勢いらしゃることと思います。そして前項で話した通り、親世代からの圧迫で苦しまれている方も大勢いらっしゃることと思います。

しかし、まだその素晴らしい夢への望みをまだお持ちであるなら、どうぞもっと周りの人を見ていただければと思います。

あなたと同じ夢を追っている方は他にも居ます。周囲の圧迫を受けながらも夢を追っています。夢を追うのは一人じゃありません。

そして、あなたを「こうであるべき」と圧迫する大人たちも、実は夢を追った過去を持っています。「本当はこう生きたかった…」と悔しく思いながらも、多くの人と同じように会社に入り精一杯お仕事をしています。

夢を追いかけることに疲れることもあるでしょう。周囲からの圧に腹立たしく、苦々しく思う気持ちもあるでしょう。しかし、そんな時こそ周囲を見てみてください。あなたと同じで夢のために頑張っている若者、夢を追うことに敗れながらも精一杯生きている方が居ます。

あなたの夢は一人で追っているものじゃありません。

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