子どもとの引っ越し。引っ越す前と引っ越した後に、親がすべきこと。
2016/08/07
目次
引っ越しによる子どもへの影響について、お悩みの親御さんへ
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今回取り上げるテーマは「引っ越し」です。
「引っ越しなんて春先とかにやることでしょ?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、このことを今取り上げるのは、まさに次の春に引っ越しを考えられている方に読んでいただきたい記事だからです。特に子どもさんがいらっしゃる親御さんに。
ちなみに私も小学校入学前と、小学生の途中で引っ越しをしており、2回大きく住む環境を変えました。
しかも、引っ越す前に住んでいたところと引っ越し先は、わかりやすく言えば「沖縄から北海道」、「北海道から沖縄」というまさに大移動でありました。住む環境はめちゃくちゃ変わりました。人はもちろん、気候、風土、文化、全てがガラッと変わりました。
というわけで今回は、大切なお子さんとの引っ越しがなるべく上手くいくよう、そして引っ越した後もスムーズに新しい生活を送るにはどうすればいいかを、私の体験談も含めご紹介していきたいと思います。
項目としては大きく2つに分けました。「引っ越す前にすべきこと」と、「引っ越した後にすべきこと」です。これから引っ越すかもしれないという方はどちらも、もう引っ越した後だよという方は後者だけを読んでくださっても構いません。
引っ越す前にすべきこと
それではまず、引っ越す前に親御さんがすべきことをご紹介していきます。
その1、引っ越す理由は明確に伝える。
これが一番大切です。
子どもだからといって、「引っ越したらすぐ慣れる」、「引っ越す前の場所なんてあっという間に忘れてしまう」、そう思ってはいませんか?
確かに、物心がつく前のとっても小さな子には、引越しの理由説明はあまり要らないのかもしれません。でも、物心がついており、幼稚園・保育園に通っているような子であれば、引っ越しの理由説明は不可欠だと思います。
なぜかというと、「小さな子どもでもちゃんと人間関係を築いているから」です。幼稚園・保育園の先生・友達は立派な人間関係。その子どもさんが一生懸命そこで生き、作り上げてきた社会なのです。
それなのに、よくわからないままに遠くへ引っ越し、先生や友達と離れ離れにしてしまうのは酷だと思います。
引っ越しの理由が、親御さんの仕事の関係であるにしろ、家族の問題であるにしろ、説明はしてあげるべきだと思います。
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ちなみに私の2度目の引っ越しの理由は、「家族が父と一緒に暮らすため」でした。当時、私の父は単身赴任のために2年ほど家族から離れて暮らしていました。その状況を解消するために、父の単身赴任先へと残された私や母も引っ越したのです。
当時の私はまだ小学生でしたが、「なぜ引っ越さなくてはいけないか」、「引っ越すことによるメリットは何なのか」を子どもながらに真剣に考えましたし、最終的には「母は父と暮らさなきゃいけない」という結論に至りました。やっぱり子どもでもしっかり考えられるんですよね。
ですから、子どもに考えさせるという手段を与えるためにも、まず親が引っ越しの理由をしっかりと伝えてあげましょう。
その2、お別れはしっかりと、悔いの無いように。
子どもさんに友達とのお別れの機会をしっかり設けてあげましょう。
まだまだ人生経験の短い子どもさんにとっては、その友達との想い出が今までの人生の全てなのです。大切な想い出を胸に引っ越し先でも頑張れるよう、お別れだけはしっかりと、悔いの無いようにさせてあげるようにしてください。
たとえば、お別れ会を開いてあげるのが一番良いんじゃないかと思います。学校(自分のクラス)でも開いてくれる可能性はあるかもしれませんが、本当に仲の良い友達だけとのお別れ会もあると良いでしょう。※クラス内でのお別れ会は、用意されている時間がかなり短い時があるので…。
やることは何でも良いと思いますが、お菓子を出してあげたり、写真撮影をしたりプレゼント交換をしたりすると良いと思いますよ!手紙交換も良いですね…。私はめちゃくちゃ泣きました。でも、ちゃんとお別れできたのでさっぱりと引っ越すことができましたね。
引っ越した後にすべきこと
ここからは引っ越し後に親御さんがすべきことご紹介していきます。
その1、新しい街へたくさん出掛ける。「慣れ」のお手伝い。
新しい街では、何もかもが新鮮。特に子どもの目に映る新しい世界は、たくさんのワクワクに加え、ドキドキと不安な気持ちが大いに募ってくる世界でもあります。
そんな不安を解消するためにまずは新しい街へたくさん出掛けて、「慣れさせてあげる」ことを手伝う必要があります。
「まぁ、勝手に遊んでればそのうち…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひ手伝ってあげてください!※もちろん、いつの間にやら「あれ、うちの子も新しい公園で新しい友達と遊んでる…」なんてケースもありますが…。
行き先としては新しく通うことになる学校周辺が一番重要ですね。これは防犯上も大切なことですしね。「通学路の確認」はもちろんのこと、「助けが必要な時にはここのお店に入る!」であるとかも確認しておくと良いですね。
その2、なるべく転校先の学校用品と同じ物を揃えてあげる。
学校には各校で規定の制服や体操服、リコーダー、絵の具セットなどの学校用品がありますよね。これはなるべく転校先の物と同じ物を揃えてあげた方が良いです!特に制服、体操服はなるべく早く。
私たち大人もそうですが、「人と違う」ということは子どもにとって大きなストレスになります。
「うわ、あの子、変わった色のリコーダー使ってんなぁ」とか、「あれ、あの子の絵の具セットなんだかおしゃれ過ぎない?」などの周囲からの好奇の目は結構キツイです。※私は茶色のリコーダー集団の中で、一人純白のリコーダーを使っていることになんだか嬉しくなる変な子どもでしたけどね(笑)
そういうわけで、ただでさえストレスのかかる転校先の環境に、スムーズに馴染んでいくために余計なストレスは取り除いてあげましょう。
もちろん、既に持っている物を新たに買い直すというのは家計的には厳しい場合もあります。
そんな時は、周囲のご家庭で「もう卒業して使っていないお兄ちゃんのおさがり」とかを探してみると良いと思いますし、学校に問い合わせれば、学校で上記のようなおさがり(かなり綺麗なものが多いみたい)を回収してあり、使わせてくれる場合もありますので。
子どものために親は最善の配慮を。
引っ越しにより生活が大きく変わるのは親だけではありません。子どもも同じ。
しかも親が思う以上に、子どもはデリケートです。ですから親は、子どもが新しい環境に入っていく時に出来る限りマイナスな気持ちの無いように配慮しなくてはなりませんし、引っ越した後もスムーズに新しい生活に入れるように、ケアをしてあげなくてはなりません。
引っ越しは子どもにとっても人生の大きな分岐点であることを、どうか忘れないでくださいm(__)m
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引っ越しをスムーズに楽チンに済ませることは、親御さんはもちろんのこと、そのお子さんにも良いと思いますよ。引越しによる疲れは最低限にし、子どもさんとのコミュニケーションを十分にとってあげるようにしてください。
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